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コロナ禍で税務調査はどのように行われているのか【237号】

全国の国税局や税務署が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月から中止していた新規の税務調査を10月から再開させました。このような状況下で税務調査を行うための感染防止策はどのようにとられているか。

訪問前における調査官側の対策

調査官は調査対象法人(納税者宅)へ出張する前に下記の感染防止策を行い管理者の確認を受けております。

  • 検温を実施する
  • 手洗いを実施する
  • 咳・発熱等の有無を再確認する

訪問時における対策

出張先では納税者の協力を得た上で下記の感染防止対策を行っております。

  • マスクの着用を徹底する(納税者にも協力を依頼)
  • 出来るだけ広い部屋で一定程度の距離を保ち、会話の際は可能な限り真正面を避けて応対する
  • 窓や扉を開けて定期的に換気をする
  • 調査官の人数や滞在時間を可能な限り最小限にする

上記のような対策を講じて調査が再開されましたが企業のテレワークの状況や納税者の個々の状況を勘案しつつ調査に着手するスタンスは変わりません。
よって新型コロナウイルス感染の影響でやむを得ず納税者の調査対応が困難な場合は調査日程を調整し延期する事もあるようです。

(西村)

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